ごあいさつ

ご高承のとうり、当期(2010年3月期)におけるわが国経済は、企業収益に一部改善が見られるなど、景気は最悪期を脱して持ち直しの動きが見られるものの、企業の設備投資、雇用環境、個人消費は依然として低水準で推移いたしました。
このような環境下、当社グループは経営目標の達成に向けて、2009年4月に株式会社理化ファインテクより全営業権を取得して、ロジン系粘接着付与剤分野のさらなる強化を図り、同年10月に株式会社日本フィラーメタルズの全株式を取得して、はんだ事業の領域拡大と商品開発力を一層強化するとともに、同年12月に日立化成ポリマー株式会社のロジンおよびロジン変性樹脂事業を取得して、印刷インキ向けロジン変性樹脂分野のさらなる拡大と強化を図るなど、グループ全体で、高収益・高成長分野への事業の選択と集中に取り組みました。
当期の連結業績につきましては、売上高は334億9千5百万円となり、前期に比べ18億3千2百万円(△5.2%)の減収となりました。利益面では、原価低減や経費削減などによる収益改善を最重要課題として取り組んでまいりました。その結果、営業利益は13億3千4百万円で、前期に比べ8億1千万円(154.5%)の増益となり、経常利益は15億9千6百万円で、前期に比べ12億1千1百万円(314.4%)の増益となりました。当期純利益は、特別利益として負ののれん発生益を3億1千8百万円計上したことなどにより、9億5千1百万円となり、前期に比べ13億6千5百万円の増益となりました。
今後のわが国経済の見通しにつきましては、一部に回復の動きが見られますものの、未だ予断を許さない状況にあり、原材料価格が上昇基調にあるなど、厳しい状況が続くものと予想されます。
このような状況を踏まえ、当社が取り組む課題である生産の効率化、研究開発成果の商品化、グローバル展開などを感度良く、迅速に、着実に実施し、持続可能で強固な事業構造に変革いたします。
また、昨年取得いたしました、ロジンおよびロジン変性樹脂事業、はんだ事業が本格的に業績へ寄与することが見込まれます。
今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2010年6月 代表取締役社長 長谷川 吉弘



