ハリマ化成グループ

ニュースリリース

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米国で製紙用サイズ剤事業買収のお知らせ

ニュースリリース 2008年12月24日発表

 ハリマ化成は当社の100%子会社であるプラズミンテクノロジー社を通じて、米国の大手製紙会社ジョージアパシフィック社の100%子会社であるジョージアパシフィックケミカル社から製紙用ロジンサイズ剤事業を買収することで合意しました。

1.買収の目的

 当社は製紙用ロジンサイズ剤の製造販売を日本、中国、米国、ブラジルで展開しておりますが、この買収を通じて米国でのサイズ剤メーカーとしての地位を確保し、ジョージアパシフィック社をはじめ米国の製紙会社との関係強化によって、製紙用薬品の事業拡大を図ります。
製紙用サイズ剤はAKD(アルキルケテンダイマー)やASA(アルケニルコハク酸)など中性系への移行が進みロジンサイズ剤のマーケットは増加が期待できないものの、価格や使い易さなどから今後もサイズ剤の一角を占め、安定した需要が続くもの考えられます。この買収により、米国でのロジンサイズ剤メーカーはプラズミンテクノロジーとハーキュレスの2社のみとなります。
買収する事業の顧客にはジョージアパシフィック社の各製紙工場も含まれているので、今後の関係強化によりロジンサイズ剤以外の製紙用薬品の拡販も期待できます。


2.買収に至った経緯

 ジョージアパシフィック社の子会社であるジョージアパシフィックケミカル社は紙の原料となるパルプを製造する際に副生する粗トール油からロジンと脂肪酸を製造し、製造したロジンから製紙用サイズ剤やロジン誘導品の製造販売を主としてジョージアパシフィック社系の製紙会社向けに行っております。この度、ジョージアパシフィックケミカル社は製紙用ロジンサイズ剤事業の切り離しを決定いたしました。これに伴い、当社の子会社であるプラズミンテクノロジー社が製紙用ロジンサイズ剤事業を買収し、引き継ぐことになりました。

以上