伊保基地内 ハリマeミュージアム:ロジンくんが紹介するハリマ化成
ハリマ化成を紹介するね!

ハリマ化成は、 自然の恵みをくらしに活かしている会社なんだ!

ロジンは、松の木の中にあるネバネバした「松やに」の成分からできているんだ。ハリマ化成は、このロジンからいろいろなものをつくっているんだよ。たとえば紙や印刷インキ、接着剤、塗料、タイヤのゴム、電子機器などに使われて、みんなのくらしの役に立っているんだ。

化学ってなに?

あらゆる物がどうやってできているかを研究することです。わたしたちの身の回りのものは、もともと自然にある化学物質と、人がつくりだした化学物質に分けられます。「松やに」は自然がつくった化学物質で、「ロジン」はそれを化学の変化(化学反応)で使いやすくした化学物質です。

松の木は、光合成によってわたしたちに欠かせない酸素をだし、松の中でいろんな化学反応をおこしながら成⻑しているんだ。そうやって松は植えてから20年〜30年で⽴派に成⻑するんだよ。つまり松は、石油や石炭のように使いつづけたらなくなるんじゃなくて、自然の恵みをうけて、何度でも育てることができる資源なんだ。ハリマ化成は、このように再生できる資源を活用しているんだよ。

光合成ってなに?

太陽の光で、水から酸素をつくり、空気中の二酸化炭素から糖などの栄養素をつくる植物の働きです。

ハリマ化成は兵庫県の加古川市で生まれた会社なんだ。それが今では世界11カ国に約30の製造拠点があって、働いている人もいろんな国の人たちなんだよ。日本で働く人が1/3、アジアの人たちが1/3、アメリカやヨーロッパの人たちが1/3なんだ。世界中にハリマ化成の輪が広がっているんだ。

イメージ:世界中に拠点を持つグローバルな会社

松からハリマ化成のロジンができるまでを紹介するね!

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松からハリマ化成のロジンができるまでを紹介するね!

画像:ロジンくん

画像:ロジンくん

画像:ロジンくん

画像:トール油蒸留設備

画像:トール油蒸留設備

画像:トール油蒸留設備

画像:トール油蒸留設備

画像:トール油蒸留設備

ロジンパワーのヒミツと、何に使われているのかを紹介するね!

イメージ:彩

鮮やかでキレイな色を表現する

印刷用インキの材料にロジンを入れると、インキが紙にしっかり密着するんだ。だから、おどろくほど鮮やかでキレイな色が表現できるんだよ。

用途:印刷用インキ(雑誌・ポスターなどに使われている)

塗装した表面を護る

表面にキズがつかないようにコーティングをして護る塗料に使われるんだ。ロジンの仲間のトール油脂肪酸が樹脂と合体することで、強い太陽の光や雨から護り、いつまでもキレイな色を保つ働きをするんだよ。

用途:塗料

イメージ:護

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紙を強くする、にじみを防ぐ

ロジンパワーで水をはじきとばし、水滴がついても破れにくいダンボールをつくるんだ。また、紙の吸水性をコントロールし、紙のにじみを防ぐ機能もあるんだよ。

用途:ダンボール・新聞紙・雑誌・チラシ・ノートなど

いろいろな接着剤をつくりだす

ロジンの特徴である粘りを活かし、さまざまなものをくっつけるための接着技をあみだしているんだ。

用途:接着剤・粘着剤・ガムテープ・セロハンテープなど

イメージ:粘

イメージ:絆

金属どうしをしっかり結びつける

金属と金属をしっかり結びつけるパワーがあるんだ。ハリマ化成のはんだは、鉛を使っていないので、人や環境にもうれしい機能といえるね。

用途:はんだ(テレビ、パソコン、ゲーム機などに使われている) 

混ざらないものを均一に混ぜ合わす

石鹸のように水と油を均一に混ぜ合わせる性質を持っていて、タイヤをつくる時に欠かせないパワーを発揮するんだ。熱や摩耗にも強いんだよ。

用途:タイヤ

イメージ:混

ロジンくんの豆知識

ハリマ化成やロジンのちょっとためになる話だよ!

ロジンと野球の関係は?

「松やに」が化石になると

紙をつくるときも松のパワーが大活躍!

最先端の電子材料でも使われているよ!

バイオリンの美しい音色のヒミツ

バイオマス発電で1万軒の電力!

ロジンと野球の関係は?

野球でピッチャーがすべり止めに使う小さな袋があるよね。袋から白い粉がでてきて、指につけるとボールがすべらず、しっかりした球が投げられるんだ。この袋には炭酸マグネシウムや石油樹脂といっしょにロジンが入っているんだ。だからこれをロジンバッグっていうんだよ。

イメージ:ロジンと野球の関係は?

「松やに」が化石になると

松やには、土の中で長い年月、土の強い力をうけて石のようにかたくなり、だんだん化石になっていくんだ。恐竜がいた何億年も昔の化石もあるんだよ。この化石が琥珀という宝石なんだ。たまたま、虫などが松やにの中にとじこめられたまま化石になった琥珀は、とてもめずらしく、貴重なんだよ。

イメージ:「松やに」が化石になると

紙をつくるときも松のパワーが大活躍!

松の木から紙をつくるには、細かく砕いてグツグツ煮て、紙の原料となるせんい(パルプ)と黒い液に分けるんだ。パルプから紙ができるんだけど、黒い液には松やに(ロジン)がふくまれていて、ロジンだけを取りだして紙をつくるときに使うんだ。ロジンにはインクのにじみを防ぐ特徴があって、ノートや本などの紙をつくる時には、せんいと松やにが力をあわせてパワーを発揮するんだ。

粗トール由(松の油)

最先端の電子材料でも使われているよ!

ロジンは、電気を通すのに必要な、金属と金属を結びつける役割の「はんだ」にも使われているんだ。昔は鉛を使った「はんだ」がたくさん使われていたけど、鉛は環境や人の健康に影響を与えることがわかり、ハリマ化成では、いち早く「鉛を使わないはんだ」を開発したんだ。

イメージ:最先端の電子材料でも使われているよ!

バイオリンの美しい音色のヒミツ

バイオリンやチェロなどの弓は、新品のままだと音がでないんだ。弓毛に松やにをこすりつけることではじめて音がでるんだよ。松やにを塗ることで細かいギザギザが無数にできて、絃に振動が伝わることで音がでるようになるんだよ。

イメージ:バイオリンの美しい音色のヒミツ

バイオマス発電で1万軒の電力!

ハリマ化成のバイオマス発電設備は、ロジンの原料となる粗トール油で製品にならない成分を燃料とする、自然循環型の発電設備なんだ。最大で4000キロワットの電力を発生させることができるんだけど、これはみんなの家の約1万軒分の電力になるんだよ!

イメージ:バイオマス発電で1万軒の電力

加古川製造所の紹介

加古川製造所はトールロジンを製造するための大切な拠点なんだ!

加古川製造所の敷地は甲子園球場の約3つ分の広さなんだ!
ここでハリマ化成グループの社員が約300名働いていて、
敷地内の中央研究所では、約100名が新しい製品の研究を行っているんだ。
敷地内には世界各国の松が約20種類、約400本も植えられているんだよ!

加古川サイトの全景

敷地面積 ハリマ化成 加古川製造所/8.2万㎡ ハリマエムアイディ 加古川工場/1.8万㎡

イラスト:加古川サイトの全景

バイオマス発電設備

世界各国の松

トール油蒸留プラント

トール油ギャラリー

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