ハリマ化成グループ

伝説のテクノロジー

No.51 樽井宏幸さん

伝説のテクノロジー51

塗師 樽井宏幸さん

漆が木に命を吹き込む

世界遺産にもなっている奈良県の興福寺が、およそ3世紀ぶりに中金堂を本格再建した。10月にはその落慶法要が行われる。その中金堂で使われる論議台と2基の前机の漆塗りを担ったのが、樽井宏幸さんだ。時間との戦いでもあったこの仕事で樽井さんは「やれることはすべてやった」と言い切る。

万が一のときは切腹もの

少なくとも100年は持つ

漆は湿気で乾く 論議台の設計図。「課題は想像力」と樽井さんは言う。「型通りかちっとはできるし、1から2は得意。ただ0から1を生み出すことはこれからの課題」。

まっすぐ塗る力がある