バイオマス系アスファルト再生用添加剤をゆめタウン徳島店の駐車場に使用
2026年09月17日
ハリマ化成グループ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:谷中一朗、以下、当社)は、アスファルト再生用添加剤「ハリロード」を使用した駐車場補修工事を、徳島県板野郡の大型ショッピングセンター「ゆめタウン徳島」において実施しました。

本施工では、ゆめタウン徳島の環境負荷低減およびCO₂排出削減への取り組みの一環として、駐車場舗装に当社のバイオマス系アスファルト再生用添加剤「ハリロード」を使用しました。施設を運営する株式会社イズミでは、サステナビリティ活動の推進を通じて環境課題への対応を進めており、その取り組みの一環として当社の環境配慮型製品が使用されました。
アスファルト舗装は、石や砂が入った「アスファルト混合物」という舗装材料でできており、古い舗装を砕いて再利用したものは「再生」アスファルト混合物と呼ばれます。本施工では、古いアスファルト舗装をバイオマス由来の再生用添加剤「ハリロード」で再利用可能にした、再生アスファルト混合物です。
日本では、アスファルト混合物出荷量の約70~80%を再生アスファルト混合物が占めており、道路舗装分野における資源循環の重要な役割を担っています。アスファルト混合物の再生利用が進む一方、再生用添加剤には石油由来原料を使用した製品が広く用いられています。さらに、再生を繰り返したアスファルトは硬化が進みやすく、舗装性能の維持が課題となっています。
ハリロードは、国立研究開発法人土木研究所および日本大学との共同研究により開発したバイオマス系アスファルト再生用添加剤です。再生アスファルトの性能と環境性能の両立を目的として開発され、バイオマス比率約98%以上を実現しています。松由来のロジンをはじめとする植物由来原料を活用しており、環境負荷低減と脱炭素化に貢献します。
また、従来の石油系添加剤と同等以上の再生性能を有し、環境配慮と性能向上を両立しています。

なお、本施工に先駆けて、2025年には当社東京工場の構内で試験施工を行い、耐久性の実証をしています。ホイールトラッキング試験(高温・重荷重で何千回もタイヤを往復させる耐久テスト)では基準値の 3倍を満たし、日本道路協会が定めるその他の要求性能でも基準値を満たしています。また、従来の石油品と比べて施工時の臭気が少なく、作業性が良好な結果も得られており、現場の作業者や近隣に住む方にもやさしい材料です。1年段階の実証では、既存品と同等以上にひび割れや轍掘れが無く良好な状態を 維持しており、実用性を確認しています。
【製品特長】
・少量で新規アスファルトと同等の性能まで回復
・従来品に比べ、再生アスファルトの劣化を約30%抑制
・繰り返し再生への適性が高く、舗装の長寿命化と資源循環を促進
・バイオマス比率約98%以上と高く、環境にやさしい設計
・1年段階の実証で既存同等以上の状態維持を確認
従来の石油系添加剤の代替として松由来原料を活用したハリロードを使用することで、アスファルト 舗装のライフサイクルにおけるCO₂排出量削減効果が見込まれます。
当社は今後も、バイオマス素材を活用した製品の開発と普及を通じて、道路インフラ分野における資源循環の促進と環境負荷低減に貢献していきます。
■関連情報
・2025年4月7日「バイオマス系アスファルト再生用添加剤」開発のお知らせ
https://www.harima.co.jp/newsroom/2025/0407090000.html
・ゆめタウン徳島について
ゆめタウン徳島は、株式会社イズミが運営する大型商業施設です。イズミグループは中国・四国・九州エリアを中心に事業を展開しており、環境・社会課題への対応を含むサステナビリティ活動を推進しています。
https://www.izumi.jp/tenpo/tokushima
■本件に関するお問い合わせ先
ハリマ化成グループ株式会社
広報グループ
https://www.harima.co.jp/contact/