ハリマ化成グループ

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樹脂・化成品

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ペイントプロテクションフィルム(PPF)
人と環境にやさしい
ハリマのロジン系粘着付与樹脂

 2020 年東京オリンピックの開催まで1年を切りましたね。競技中、ボルダリング選手や野球のピッチャーが、白い粉を手につけている光景を見かけます。それらはいくつかの滑り止め成分を混合したもので、中には「松やに」が配合されています。これは野球経験者には、手のひらほどの大きさの袋に入っているロジンバッグとしておなじみで、このロジンは「松やに」のことです。

 ロジンには粘着性があるため、手や指先につけると滑り止めになります。ハリマではこのロジンの粘着性を生かして、紙ラベルなどの粘着テープの粘着剤に添加する、ロジン系粘着付与樹脂を製造販売しています。

 基材(貼った相手)から弱い力で剥がれてしまう粘着剤でも、ロジン系粘着付与樹脂を5~10%加えると、その粘着力が飛躍的にアップします。ただし、それらを混ぜるには、一度、有機溶剤に溶かす必要がありました。この有機溶剤がシックハウス症候群の原因となり、2003年の建築基準法の改正により厳しく規制されました。

 そこで乳化という技術で、ロジンをエマルションにする方法が開発されました。乳化とは、疎水性の液体を水中に分散させる技術です。ただ、一般的にはロジンを有機溶剤に溶かしてから乳化し、その有機溶剤を回収するため、どうしても有機溶剤が0.1%ほど製品中に残ってしまいます。

 例え0.1%でも、人や環境に影響があるものは取り除きたい。そう考えたハリマは製造工程を根本から見直した結果、業界に先駆けて、乳化のために有機溶剤を一切加えない「無溶剤エマルション型粘着付与樹脂」の開発に成功しています。

 自然から生まれたロジンを環境にやさしく加工することで、シックハウス症候群にかかるリスクを低減し、CO2削減にも貢献する。ハリマは人と環境にやさしいロジン系粘着付与樹脂の製造技術をさらに高め、近年の高機能のニーズに応えていきます。