

![[バイオマス系アスファルト再生用添加剤]](/products/main/resins_tall/rt_no21/img_main.jpg)
地球にやさしくリサイクル
私たちの暮らしを支える道路や駐車場の多くはアスファルト舗装でできています。日本では再生材の活用が進み、近年は、その原料である「アスファルト混合物」の出荷量の約70~80%は再利用品です。
国土交通省は、2030年までに道路分野のCO₂排出量を2013年度比で46%削減する目標を掲げています。その達成には、舗装の長寿命化や維持管理の高度化、そして低炭素材料の採用が不可欠です。アスファルト自体は石油系ですが、古くなったアスファルトを回収し、リサイクルをすることで石油依存を減らすことができます。このリサイクルに欠かせないのが「アスファルト再生用添加剤」です。「アスファルト再生用添加剤」は、劣化して硬くなったアスファルトを回復させ、再利用可能な状態に戻します。ところが、現在この添加剤は石油系の製品が主流となっています。
そこでハリマは、国立研究開発法人土木研究所、日本大学と共同で、バイオマス系のアスファルト再生用添加剤を開発しました。ハリマの独自技術で、松由来のロジンなどを化学的に改質することで得られ、そのバイオマス比率は98%。石油系添加剤よりも少ない添加量で、石油系と同等以上の再生効果を発揮し、CO₂排出量削減に大きく貢献します。
さらにアスファルトの劣化抑制効果も確認されています。アスファルトは劣化が進むと硬く、脆くなり、ひび割れの原因となります。ハリマの添加剤は、アスファルトが脆くなるのを抑制できるため、舗装の長寿命化に寄与できる可能性があります。これにより補修頻度が減少し、さらには渋滞緩和など、社会全体への波及効果も期待できます。
施工時の臭気が少なく作業性も良好で、現場の作業者や近隣に住む方への影響にも配慮した、環境にも人にもやさしい素材です。今後も多様な条件下での検証を進め、社会実装を目指します。
