ハリマ化成株式会社

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パインケミカル

パインケミカル

 パインは「松」、ケミカルは「化学」であり、パインケミカルは、松の木から採れるロジン(松脂)、トール油、テレピン油などの有用な化学物質を扱う「松の化学」のことです。なかでも松脂は旧約聖書のノアの箱舟の話にもでてくるように、紀元前より水漏れ防止剤に使われたり、古代ギリシャでは照明や宗教的儀式に使用されるなど、古来から人々の生活にさまざまな形で利用されてきました。

 松は石炭や石油とは違い、自然との調和の中で植林により再生産できる尽きることのない資源です。我々人類は、紀元前から工業化が進んだ現在に至るまで、この自然の恵みを享受し、さまざまな形で利用しくらしに役立ててきました。

画像 ノアの箱舟のイメージイラスト

画像 森林の写真

 松からロジンを採取する方法は3つあります。1つめは、松材よりクラフトパルプを製造する際に副生する粗トール油からロジン(トールロジン)と脂肪酸を分離する方法です。2つめは、松の幹に傷をつけ、分泌する生松脂(なままつやに)を採取し、蒸留してテレピン油を除き、ロジン(ガムロジン)を得る方法。3つめは、松の切り株をチップ状にしたものを溶剤抽出し、蒸留してテレピン油を除き、ロジン(ウッドロジン)を得る方法です。
 現在、最も工業化が進んでいるのは、1つめの粗トール油から精製する方法であり、当社は日本国内で唯一の製造メーカーとして精留プラントを完備しています。こうして得られたロジンや脂肪酸は、様々な誘導体を経て、その機能を有効に活かし製品化されています。

採取方法による松脂(ロジン)の分類
松脂(ロジン)から製品までのフローシート

 ロジンは製紙用サイズ剤、合成ゴム乳化剤、塗料・印刷インキ用合成樹脂、接着剤、電子材料さらには化粧品、医薬品などの原料として、また脂肪酸はアルキド樹脂、界面活性剤、ダイマー酸などに利用され、それぞれ幅広い業界において欠くことの出来ない役割を果たしています。さらに当社では粗トール油を精製する段階で生じる副生成分はバイオマス燃料として蒸気を発生させて発電に利用し、資源を余すことなく活用しています。

加古川製造所のバイオマス発電事業

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