ホーム > パインケミカル > 松脂(ロジン)を訪ねて > 13.ロジンアート・おもしろ館


パインケミカル

13.ロジンアート・おもしろ館

おもしろ館へようこそ。

取材協力

画像 おもしろ館の写真

KOBE井上おもしろ館 代表:井上 繁広
取材時の住所から移転されていますので、現在の住所と連絡先を掲載します。
兵庫県神戸市垂水区潮見が丘1-26-12
TEL:078-707-1151

ロジンアートの世界

おもしろ館を入ると、所狭しと並べられた井上さんの作品が目につく。魚の形をしたものや、葉っぱの形をしたもの、象の歯の化石の形、また、昆虫をロジンの中に閉じこめたもの、靴にロジンをくっつけたものなど、名前の通りおもしろそう(中には少しグロテスクなものもあるが)で、ちょっと人目を引く作品が並べられている。また、館の中いっぱいにあのロジン独特の少し鼻を刺すようなにおいが広がっている。

画像 ロジンアートの写真1画像 ロジンアートの写真2画像 ロジンアートの写真3
左より:ナウマンゾウの歯の化石→桜の葉→靴

ここの代表者の井上さんは若い頃から絵を描くのが好きで、学校を卒業してからも絵を教えたりしている。また、琥珀や、明石象(ナウマンゾウ)の化石を収集することが趣味だそうだ。特に、琥珀の色に惚れ込み、アートで琥珀色を再現できないものかと長年模索していた。
そのようなとき松脂(ロジン)に出会い、色と溶けたときの流動性からヒントを得て、ロジンアートに挑戦したのが始まりとか。ちなみに琥珀は神戸でも少量であるが出土しており、琥珀の収集家としても知られた存在である。
井上さんは絵と化石と琥珀をライフワークに、ロジンを使った新しいアートの世界を開拓していきたいとのこと。

井上さんは、平日は神戸国際大学付属高校で美術の担当教師をしている。生徒には絵画を主体にロジンアートを取り入れ教えているとのこと。ロジンを使ったアートはほとんどなく、試行錯誤しながらであるが、生徒の評判はなかなか良い。将来、教え子からロジンを使ったアーチストが生まれて欲しいのこと。

ロジンアートの作り方

ロジンアートの作り方について簡単に説明しておきます。まず、ロジンをホットプレートなどで溶解しておく。次に魚などの型に溶かしたロジンを流し込む。冷えたら取り出し周りを整形すれば、魚のロジンアートができあがる。葉っぱや魚などをそのまま溶けたロジンで包み込んでも制作することができる。

画像 ロジンアート制作工程の写真1画像 ロジンアート制作工程の写真2画像 ロジンアート制作工程の写真3画像 ロジンアート制作工程の写真4
左から、原料のロジン→ロジンを溶かす→型に入れる→ロジンアートの出来上がり(鯛)

中でも井上さんが非常に惚れ込んでいるのが、かにのような奇妙な形をした作品。これは溶かしたロジンを水の中に流し込んで、そのまま固めたものである。

画像 井上氏の写真

現代的発想から生まれたロジンアート

琥珀色の神秘性を生かし現実にあり得ないものを作る。これがロジンアートであり、パロデイ的要素も表現可能となり、世界が広がる。
モチーフは無限にあり、地元明石の海産物をアートにしたり、昆虫などをそのままロジンで覆うことにより、そのものが生きたままの姿を保存できるところにもロジンアートの素晴らしさがあると、井上さんはいう。

画像 ロジンアートの写真4画像 ロジンアートの写真5画像 ロジンアートの写真6

ページトップへ